にきび(ニキビ(面皰)英語:acne)とは皮膚の炎症性の病気でアクネとも言う。最も一般的なにきびは、医学的に「尋常性痤瘡(ざそう)」として知られている。
にきびは、皮脂が多く分泌される部位にできやすい。
にきびは、皮脂を分泌する毛穴が詰まるところから始まる。詰まった毛穴の中に皮脂や角質がたまり、この状態が黒にきび(毛穴が開いて中味が見えている状態)または白にきび(毛穴が閉じている状態)と呼ばれるものである。
黒にきび、白にきびの状態から赤いにきびを作り出すのは、皮膚の常在菌であるP.acnesと呼ばれる細菌である。この細菌は皮脂を好むため、詰まった毛穴の中で増加し、皮膚の中の炎症を引き起こすタンパク質を刺激する。このため、炎症が起きて赤くなったり、膿がたまって黄色い部分ができるという症状が出る。また、さらに進行すると、毛穴が破れて中味が流れ出し炎症が広がることもある。その場合は皮膚の深い部分を傷つけてしまうため、炎症が治っても痕(瘢痕・あばた)が残る場合が多い。なお、にきびのできるメカニズムは完全には解明されていない。 また粉瘤腫というほぼ同じ外見の腫れが身体のいずれかの場所にできる場合もるが、治療方法がにきびとは異なる(症状によっては切開することも必要)ので混同せぬよう留意が必要である。
チョコレートなど特定の食品や性行動が原因とする噂があるが、科学的根拠は存在しない。 思春期発生するものはテストステロンの分泌量移行に対する反応であることが多い。 ほとんどの人では、その反応は時間がたつにつれて減少する。その結果、20代前半までにはにきびは改善するか少なくともその数を減じる。
現在日本では、赤くなったにきびの治療に、外用の抗菌剤や抗炎症剤が使われている。 内服薬では、皮膚の新陳代謝を促すビタミンB2、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6の他、色素沈着などを防ぐ為にビタミンCを使用する。 赤くなる前の段階(黒にきび、白にきび)を治療する薬は、海外にはあるが日本では認可されていない。
体質にもよるが、思春期の男性の場合にはビタミンB群の錠剤を摂取することで症状がすっかり改善する人もいる。こういった例のように原因が体内にある場合には、こまめに洗顔するなどの方法で皮膚を清潔に保ったとしてもにきびの発生自体を抑える方法にはならない。
にきびは顔面に出来る為コンプレックスに悩む人が多い。 にきびの所為で周りから中傷されたり、自尊心や自信の喪失でまともにコミュニケーションがとれずにひきこもるケースもある。当の本人にとっては、顔に出来たにきびというのは非常に辛いものであり、家族・友人・恋人等、周囲の人々は心理的ストレスなど理解が必要である。
にきびが治るにはいつになるか先が見えず、治った後もにきび跡(凹クレーター)などで30代から40代まであるいはそれ以降も苦しむ場合がある。
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